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自助グループ(2)

小さな部屋だった。確かワンルームだったと思う。
8人くらい若い女性が所狭しと長方形のテーブルを囲んで座っていた。
驚いた。とにかくみんな細いしかわいいっ。(そう見えた)
この人たちは本当に私と同じように過食に悩んでいる人たち
なんだろうか?

一人の男性が部屋に入ってきて窓際の真ん中の席に
座った。当時は摂食障害の本と言えば、この精神科医の書いた
本しかない時代だった。摂食障害の自助グループも
ここしかなかったように思う。

一人の女性が「この自助グループは【言うだけ、聞くだけ】が
鉄則です。決まりを守り、何でもお好きなことを
お話ください」と言った。

参加者が一人ずつ話をし始めた。
嘔吐ばかりしている自分は臭いとか、自殺することばかり
考えているとか、嘔吐とSEXは同じだとか、
親のせいでこうなったんだとか・・・。

私が一番症状が軽い気がした。一番考えが甘い気がした。
もっと悪くないと駄目なような、恥ずかしさを気がした。

とうとう私の番が来た。とても緊張した。
何を言おう・・・
口から出てきた言葉は、母への懺悔の気持ちだった。
途中から涙がボロボロ出てきた。
でも泣いている私に誰も何も言わない。それが決まりごと
なんだろうけれど、私的にはなんかちょっと寂しい気がした。
でも何も言われないと=ちゃんと聞いてもらえている気もして
安心できた。
とにかく私と同じことを悩んでいる人たちが存在することが
分かり本当に嬉しかった。ホッとした。
本当に参加して良かったと思った。

でも私以外の人たちはみんな吐いていた。
どうやっても上手く吐けない私は、痩せているのに
悩んでいるみんなの辛さがよく分からなかった。
過食しても吐けるなら太らずに済むんでしょ?だったら
それでいいじゃんか。

帰り道、嘔吐とセックスに依存していると言っていた女性に
どうしたら嘔吐できるようになるのか聞いてみた。
彼女は「努力しなきゃ!みんな努力して吐き方覚えて
いくんだよ」と言った。
まるで威張っているような、怒られているような
そんな感じがした。

本気で嘔吐してみようと思った。
努力が足りないならもっと努力してみよう!って。
でもやっぱりどうしても上手く吐けない。
吐ければ・・・と期待して詰め込んだ食べたものが
飲んだものが全然出てきてくれない。
どんどん消化していく!!!
焦った。居ても経ってもいられない。
私は箱に入っていた下剤を口に全部放り込んだ。

最初は便秘が嫌で飲み始めた下剤だったが
いつしか過食した後の安定剤として利用するようになって
いた。

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