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ホットボタン

普通の女性なら、言われてもそれほど気にならない言葉。
たとえば[ちょっと太った?」「痩せすぎじゃない?」
「もっと食べなきゃ」「よく食べるね」「健康そうだね」
「もうそのくらいでやめておけば?」「今日は良く食べたね」「今日は止められたね」「私、最近痩せた(太った)んだ~」
「ダイエットしているの」「頑張りなよ」などなど。

相手にとっては何気ない言葉だとしても、食事や体型に
関することは、摂食障害に悩む人にとってはホットボタ
ンを点けるきっかけになるのではないかと思います。

男性に多い「ホットボタン」は学歴、仕事、身長かしら?
女性だと恋愛、結婚、年齢かな??

ホットボタンとは、誰かになにかをされたり、なにかを
言われた瞬間に、ピコン!ピコン!と点いてしまう
自分の急所というか、気にしていることというか、
ネガティブスイッチとでも申しましょうか。
一度これが点いてしまうと、その日1日中(ひどいと
翌日も)かなり気分が悪く、自分や相手を責め、過食に
逃げたり別の人に八つ当たりしたりしてしまいます。

でもここで大切なことは、相手はあなたが何に傷ついて
何に怒るのかを知らないということです。
その人は、あなたから同じことを言われても全然気になら
ない。だからそんなことが言えるのです。
だからホットボタンが点いたあなたを見ても、相手は
それに全然気づかなかったりします。
あなたがどんなに傷ついたかを訴えても、相手にとって
その言動が自分の「ホットボタン」じゃない限り、
あなたが何故そんなに怒っているのかは全く理解
できません。きっと「な、なんでそんなに気にする
の??」という言葉が返ってくるでしょう。

でもそんな私たちだって、知らず知らずのうちに、周りの
人たちのホットボタンを点けてしまっているかもしれない
んですよね・・・。

以前の私のホットボタンは、「体重・体型」「親」に
関することでした。でも今はあまり気にならず、もし
気になる言い方をされたとしても笑って跳ね返せるよう
になりました。
この仕事を始めた当初のホットボタンは「医者」「実績」
「資格」でした(笑)。でもいろんなコンプレックスが
あったからこそ、自分らしいサポートの仕方を模索して
これたんだと思います。
でも1つ減ると1つ増えるのが、私らしい(笑)。
今は今でまた新たなホットボタンがあるんです。
でも「これが私のホットボタンだ」ってちゃんと
分かっているので、それについて言われても、ムッとしそ
うになりつつも、そこから始まるネガティブな感情に
悩まされることはなくなりました。

さて、このホットボタン、いろんな種類があるようです。
たとえば「Aさんに言われても全然気にならないんだけど、
Bさんに言われるとすごーく傷つく!」とか「いつもは
全然気にならない言葉なのに、親に言われるともう駄目!!」
など。
また、言われた時の自分の状態もすごく影響します。
たとえば私の場合は、寝不足やお腹が空いている時、そして
生理前は要注意です(笑)。
それほどホットな言葉じゃなくてもスイッチをバンバン
押してしまい、すぐにイライラ鬱々してしまうからです。

今までは胸のホットボタンがピコン!ピコン!と点く
たびに凹んだり、怒ったり、泣いたり、過食したり、相手
を恨んだり、ねたんだり、羨んだりして、とにかく自分で
自分の首を絶えず絞めて苦しんできました。
そんな私の辛さを周りの人たちが気づいてくれないことや
理解してくれないことにもかなりむかついていました。

でもホットボタンの仕組みを知ってからは、「自分が
何に対して切れたのか」を冷静に分析するようになり
ました。
以前は、反省する=「なんで?どうして?」と過去や自分を
責めておしまい→また同じことをするというパターンでしたが
徐々に反省する=「じゃ、今度似たようなことがあったら
どうしようか?」と考えるようになりました。

たとえば「寝不足の日はイライラしてついつい言葉が
きつくなるんだよなぁ。今日は寝不足だから、電車に
乗ったらすぐに寝よう!イライラが声に出ないように
ゆっくり話をしよう!」
「お腹ぺこぺこなまま、人と会うとイライラするから、
とりあえず飴を舐めておこう!」
「昨日過食したから今日は顔がぱんぱんだけど、もう
ドタキャンは嫌!でも友達から顔がむくんでいることを
指摘されるのも嫌だから、友達に会ったらすぐに自分から
言っちゃおう!」等々。
本当にちょっとした意識や行動ではありますが、事前に
意識した分、後は気持ちに余裕を持って行動できるように
なりました。

とはいえ、気にしていることを他人から言われて気に
ならない方がおかしい。だからホットボタンを知って
いても気にはなりますね(^-^;)。
でも周りの言動で傷ついた自分を攻め込まずに、フォロー
できるようになるのですから、立ち直りも早いんです。

なによりもホットボタンを知ることと、その対応策を
考えることは、自分の行動に責任を持つという
「心の自立」の為の良い訓練になるでしょう。

さて、あなたのホットボタンは何ですか?

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