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9月のひとこと

●国民性の違い

『豪華客船が沈みかけたとき、うろたえる各国の乗客に向かって海に飛び込むよう叫んだ船長の言葉』とは?
アメリカ人には「海に飛び込めば英雄になれますよ!」
イギリス人には「海に飛び込めば紳士になれますよ!」
ドイツ人には「海に飛び込むのは規則です!」
イタリア人には「海に飛び込めばモテますよ!」
フランス人には「絶対に海には飛び込まないでください!」
日本人には「みんな海に飛び込んでいますよ!」

これは、「アメリカ人はヒーローが大好き。イギリス人は物静かで誇り高い。ドイツ人は真面目で時間を守る。イタリア人は恋愛好き。フランス人は個人主義で個性が強く、人と同じことをするのをもっとも嫌う。日本人は集団行動の習性があり、まわりに合わせつつ他人にどう見られているかを常に気にする。」という各国の国民性を皮肉った有名なジョークです。もちろん全てが当てはまるわけではありませんが、国民性の特徴は掴んでいる感じがします。

欧米人には各国の国民性に違いはあれど、「はっきりと自己主張をする」という共通点があります。日本人と似ていると言われているシャイで温厚な北欧の人たちだって、自分の意見ははっきりと言います。例えば、レストランで全員がコース料理を頼む中でも遠慮なんかせずに自分だけアラカルトを注文したりします。なぜならば、彼らは自分の意志をしっかり伝えることが「コミュニケーション」の重要なマナーであると、幼い頃から家庭でも学校でもしつけられているからです。協調性を重んじる日本人の教育やしつけとは全然違いますね。
日本では今も昔と変わらず、はっきりと自己主張することがコミュニケーションのマナーにはなっていません。そういう教育もなされていません。今や日本人の多くが自分の意見をちゃんと持っているし、まわりに合わせる集団行動に対して強いストレスを感じているのにね…。

堂々と自己主張することができないことに対するフラストレーションの表れでしょうか。ネット上の1日平均発信文字数は、日本人が世界一だという話を聞いたことがあります。とはいえ、他人にどう見られているのかもやっぱり気になるようです。SNSやブログのいいねいいね!やフォロワー数に一喜一憂したり、既読無視に胸をざわつかせたりと、他人の評価やネット上の情報にいちいち反応してしまいます。そのせいで知らず知らずのうちにストレスや疲労をため込んでいる人の数ももしかしたら世界一かもしれません。

人とつながる安心感や楽しさを強く感じてしまうと、つながっていない不安や孤独感も強く感じてしまうようになることがあります汗          クライアントのHさんは、思い切ってつながりを減らしたら変な気遣いをしなくて済むようになり、心や生活に余裕が戻ったそうです。食欲も落ち着き、睡眠不足も解消し吹き出物もなくなった音譜と喜ばれてました。自分の時間を大切にすることも大切な自己主張なんですねはぁとv

2016年9月1日
摂食障害カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

 

 

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