摂食障害専門カウンセリングルーム あや相談室

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●5月のひとこと

●感情はそのまま、行動はいつも通り
これは、私が日々大切にしていることです。その日の気分で生活スタイル(食生活を含む)を変えてしまうと、そのせいで生活が乱れてしまい、ふつうの生活に戻すのに時間がかかってしまうからです。

野球のイチロー選手もこんなことを言っていました。
「日々やっていることを同じようにやることが大切だと信じています。心から持っていくのは難しいですが、体をいつもと同じように動かせば、そのうちに心がついてくる。心が積極的になれないときのテクニックです」(PRESIDENT 2016年2月15日号より引用)

「ネガティブな状態でもできること」を日々の生活の基本行動とします。このとき、くれぐれも「ポジティブな状態でできること」を日々の生活の基本にはしないことです。もしネガティブな状態ではできないことがあれば、できる範囲・程度に調整します。

どんな人であれ、気持ちがポジティブな時もあればネガティブな時もありますが、ポジティブな状態でできることを「できて当たり前」と捉えてしまうと、ネガティブな状態になった時に必ず「できないこと」が出てきます。できて当たり前だと思っていることができなくなれば、更に落ちこんでしまうし、自責の念も強まります。他の「できること」へのやる気も失ってしまいます。

「ネガティブな状態でもできること」を日々の生活の基本として過ごしていれば、ネガティブな時は、感情はそのままに基本の生活を淡々とこなし、ポジティブな時は、基本+更にできることやしたいことを心から楽しめるようになります♪

●羨ましくて妬ましい
皆さんは「羨ましい」と「妬ましい」の違いが分かりますか?
「羨ましい」は、他人が恵まれているのを見て自分もそうなりたいと思うことです。それに対して「妬ましい」は、他人が恵まれていることが気に入らなくて憎らしく感じることです。

他人を妬ましく思うと、不快な気分になるだけで良いことは何ひとつ起こりませんが、他人を羨ましく思うことは、相手も自分も幸せになれる可能性があります。「あんな風になれたらいいな~♡」と願うだけでも、そちらに気持ちが向いて、良いきっかけやご縁を引き寄せられるようになるからです♪

ただ、羨ましいと妬ましいはよく似ています。気持ちが落ちている時は、妬みの気持ちが優位になりやすく、更に落ちこんでしまうことも。そんなときは、思い切って「妬ましい」を「羨ましい」に替えてしまいましょう。よく似ているからこそ、意識1つで替えることができます!

他人を変えることは無理でも、自分の言動は変えられる!という体験(訓練)にもなるので、誰かを妬ましく思った時はぜひやってみてください。やった瞬間からあなたのビジョンが変わります☆彡

●原因より目的因(今の自分にできることは何か)
行動するには必ず何らかの理由(原因)があるはずですが、過去に起こったそれらを全部突き止めることは不可能です。それより「目的因」を追求していく方が、迅速かつ確実に今抱えている問題の改善・解決が期待できます。

つまり、「なんでこうなってしまったんだろう」「何がいけなかったんだろう」と過去にあるはずの「原因」について考え込むよりも、「この先どうなりたいのか、そのために自分にできることは何か」という「目的」について考えるのです。

「突然、訳もなく涙が出てきて止まらない時があるんです」というご相談を受けることがあります。
世の中には見えないけど存在しているものがたくさんあります。ストレスもその1つです。ストレスは目には見えず気づきにくいものですが、放っておくとあなたの心を蝕んでいきます。すると、あなたの体がストレスを目に見える形に変えてあなたにSOSを出すのです。

訳もなく突然出てくる涙も、過食や拒食も心からのSOSです。心が我慢の限界を超え、感情が麻痺しているときに起こる現象です。
実際にはとても辛い状態に陥っているので、「もう無理!助けて!助けて!」とあなたの心がその思いを目に見える「涙」や問題行為で、あなたに必死に訴えているのです。

訳もなく涙が出てきたら、訳もなく過食や拒食が続いたら、あなたの心がどうしたらいいか分からずに困っていることに気づいてあげてください。
気づいても、何をどうしたらいいか分からないときはカウンセリングにいらしてほしいです。「話す」ことで心が放たれ、気持ちや現状の整理ができるようになります。その後、現状をより良くしていくために、今何ができるかを、過去を振り返る原因追及はとりあえず保留にしておき、まずは近い未来の事柄の対処のみを一緒に考えます。

カウンセリングではクライアントの方が「これならできるかも!」「まずはこれをやってみよう!」と思えたことを宿題にさせて頂いています。解決へのポイントが絞れると、気持ちが軽くなったり前向きになれることが多いです。宿題を実行して現実問題の改善が感じられると、自己肯定感(やればできるじゃん!)が強まり、自己受容(何とかなるさ!という気持ち)も高められます。徐々に心からのSOSも治まってきます。
目的による解決を習慣にできるようになると、心が折れにくくなりストレスにも強くなりますよ(^_-)☆

今月も皆さまといろんなお話ができるのを愉しみにしております♡

2017年5月1日
摂食障害カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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